高い?安い?話題のフルリフォーム。費用別にできること徹底比較!

高い?安い?話題のフルリフォーム。費用別にできること徹底比較

近年、テレビや雑誌などで取り上げられる事も多くなり、気になる人も多くなっている「フルリフォーム」。

例えば、

  • 建て替えや普通のリフォームと何が違うの?
  • 費用や、工事期間は?
  • 戸建だけ?マンションでもできるの?

様々な疑問が浮かんでくるかと思います。

そんな貴方の為に、解りやすく、フルリフォームが如何なるものなのかまとめてみました。

フルリフォームとは?

まず、リフォームというのは、キッチンやバスルームなど、一部の設備を新しく、使いやすいものに交換するものです。

ですが一部の設備を交換する場合では、配管や配線、間取りなどの他の設備に干渉してしまい、自分が思っていたものとは違う、妥協したものになってしまう事があります。

その点、フルリフォームでは壁や配管、配線を一度撤去してしまい、従来の枠組みを超えて、間取りから設備、一つ一つを自分の理想通りにする事ができるのです。

また、建物の骨組みだけを残す事から『スケルトンリフォーム』などとも呼ばれたり、少し意味合いは変わりますが『リノベーション』などとも言われています。

フルリフォームのいい点としては、ご自宅の築年数が経ってきか方だけではなく、お子様が成長した、または増えた、成人して独り立ちした等、 ご自宅に住んでいる、住人の状況が変化した方にもとてもオススメできるリフォームです。

また、いちど壁などを解体するので、ご自宅そのものの耐久性や耐震性なども高める事も魅力の一つです。

もちろん、従来のリフォームと比べると、大規模で、工事期間もたくさん掛かるので、料金もそれなりになりますが、その分満足度も高いです。

実際にフルリフォームっていくらくらい掛かるの?費用概算

皆さんが一番気になるところかと思いますが、ご自宅の広さや外壁等も変更するのかで変動します。(マンションの場合は、材料の運搬費用なども階数等で変化するため、それによっても変動します。)

戸建の場合のフルリフォーム費用相場は

間取り変更を伴わない内装や設備の変更約600万円
間取りや外壁の変更を伴う場合約2000万円

が相場となっています。

マンションの場合の費用相場は外壁工事が無い為

マンションのフルリフォーム相場 600万~1000万

になります。

「あれ?そんなに安くないんじゃないかな?」
「建て替えのほうがいいんじゃないかな?」
と思われるかもしれません。

しかし、建て替えの場合は

建築費の他にも、解体費や、新築になるので、不動産所得税(建築費用÷2×3%)や登録免許税(不動産価格×0.4%)、また工事期間も長くなるので、仮住まいにかかる費用も大きくなります。

フルリフォームの実例紹介:500万でも意外と理想は叶えられる!

実際に500万円くらいで、どのくらいのフルリフォームができるのか紹介していきたいと思います。

500万くらいですと、基本的に耐震、断熱リフォームや配管更新、大掛かりな間取り変更はできませんが、ユニットバスやキッチンなどの、水回りを全て入れ替えて、不要な壁やクロス、フローリングの張替え、さらに和室を洋室に変えたりなんかも一緒にできたりもします。

こう考えると500万くらいでも、貴方の理想的なお部屋にできるんではないでしょうか。

500万円のフルリフォーム注意点

500万円未満のリフォームは建築業許可を取っていなくても行えてしまうので、業者の選定に注意しましょう。リフォームの知識がしっかりあるのか、リフォーム後保障がしっかりあるかなどもあわせて確認ください。

もちろん建築業許可を所持していなくても、キチンとした業者もありますので一概にはいえませんが、会社を訪問して、資材置き場や工事車両が整備されているかを、自分の目で確認しておく事をオススメします。

フルリフォーム費用・1000万くらいだと何ができる?

1000万円程の予算があるかたは、本格的に内装を全部はがして、間取りの変更や配管の移動などもでき、一気に自由度が広がります。

ただ外壁工事なども一緒に行おうとすると、1000万では足りなくなってしまう場合があります。

内装を全てではなくリビングルームのみにして、外壁工事も一緒に行うなどの調整が必要でしょう。

やみくもに予算を使うのではなく、限られた予算をうまく配分することで、自分の叶えたい家づくりは実現できるのではないかと感じます。

中古物件をフルリフォームするという手もある!意外とおすすめ

「新しく家を建てたいけれど、駅や職場、お子様の学校が近くにある好立地の土地、新築が無い・・」
「または土地の値段が高くて予算と合わない・・」

という方は、築年数が長い中古物件を購入して、同時にフルリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

この方法ならば、 新築等を購入するより、費用の面ではかなりお得になります。

耐震性能の面でも、しっかりとした業者に頼めば安心できるものになるでしょう。

サイトや店舗で、ビフォーアフターだけではなく、実際の施工状況や内容を事細かに解説してもらえるかは確認してみるといいです。

またリフォーム専用ローンは金利が高いのですが、中古物件購入と同時にリフォームすれば、住宅ローンでリフォーム分もまかなたりもします。

ただ、物件の担保価値が低い、リフォーム費用が高額の場合は、全てまとめる事ができない場合もありますので、注意してください。

マンションには注意点あり

マンションの場合は構造によっては、配線や配管に制限があったり、フローリングに一定以上の遮音等級がいるなど、規定があるマンションもあるので注意してください。

マンションのフルリフォーム費用に関しては、築年数や敷地面積にもよりますが、2000~2500万円を目安に予算を組んでいくといいかとおもいます。

【6ヶ月が目安】フルリフォームにかかる期間を抑えておこう。

工事期間としては、2~3ヵ月となります。

  • どのような家にしたいのか
  • キッチンやバスルームはどこのものがいいのか
  • 壁や床は?

などなど、より良いご自宅にするため、後悔が無いようにする為にも、単純に工事期間だけでは無く、リフォーム業者の選定から打合せ等、時間をかけて行っていくためにも、6ヵ月程は時間をかけて慎重にすすめていきましょう。

細かい仕様をきめておいたり、必要な書類を用意、確認しておくとスムーズに工事を進められます。

準備は万端に、工事期間はスムーズに、たくさんのお金をかけて、後悔なんかしたくないですからね。

お得にフルリフォームする秘密

「もっとお得にリフォームしたい」と考えている方もいらっしゃると思いますので、その方法をお伝えします。

秘密は業者選びにあります。

結論からいいますと、それは地元の優良工務店にお願いする事です。

たしかに大手、中堅リフォーム会社は、リフォームに対する提案力やきっちりとした規定や基準があるので、そういった点であれば、大変安心安全ではありますが、やはり価格といった面においては莫大な広告宣伝費のせいであまりお得とは言い難いです。

逆に地元の工務店であれば、広告費や営業などにお金をかける事が少ないので、その分価格もリーズナブルに提示できます。

しっかり自分でどんな家にしたいのか、業者としっかり話しができる方は地元の優良工務店に見積してもらいましょう。

まだまだお得にする方法

実は、耐震やバリアフリー、省エネなどの補助金制度はフルリフォームで使えるものも多く存在しています。

さらに少しでもお得にしたいかたは是非利用してみてください。

詳細については各自治体によって違うので、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会のウェブサイトで確認してみてください。

参考記事:

フルリフォームのまとめ

どうでしたか?これからリフォームしてみよう、いつかリフォームしなきゃなーとお考えの方にとって少しでも手助けになれば幸いです。

長く住んでいくであろう、ご自宅をより良いものにするには、しっかりとした準備期間を設けて、自身やご自宅にあった業者選び、費用などの削減や補助金の制度の活用などを駆使すること。

あなたが、そして一緒に住まわれるご家族が満足するリフォームができますよう、願っています。