家相・風水の逃げ道。出雲屋敷地鎮祭とは

家づくりにおいて、家相や風水を気にするあまり、なかなか間取りが決まらない・・・!

今回はそんな悩みを解決出来る逃げ道、“出雲屋敷地鎮祭”について紹介していきたいと思います。

地鎮祭とは?

そもそも地鎮祭とはどういった事をするのでしょうか?

簡単に説明すると、

「この土地に家を建てさせて頂きますね、宜しくお願い致します」

・・・と、その土地の神様に対して挨拶をする神事です。

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神社だけでなく、お寺や宗教団体など、多くの窓口で地鎮祭は執り行えます。

自身の知らない付き合いなどある場合があるので、どこに地鎮祭を依頼するか、まずは両親に相談してみましょう。

家相・風水

家相・風水とは?

家相や風水、家づくりにおいてよく聞く言葉ですね。

本題の出雲屋敷地鎮祭の前に基本的な内容をご紹介します。

まず、どちらも東西南北といった方位を元に土地・建物の吉兆などを示すものです。

家相で例をあげると、家の中心からみて、

  • 北東→鬼門
  • 南西→裏鬼門

一般的に鬼門・裏鬼門の方位に水回りや玄関を配置すると凶。

  • 南東→辰巳

辰巳の方角に玄関を配置すると吉。

ここでは深く紹介しませんが、他にも様々な要素で土地・建物の吉兆を示しています。

家相・風水が間取りに与える影響

さて、前述した一例だけでも、水回りや玄関の位置が限定されますね。

例えば、北側接道で残り3方は隣地の場合・・・

北側に車を駐車→そのまま北側玄関から室内へ。

動線的にはスムーズですが、家相的にはちょっとNGな配置になっていますね。

これだけでも、家相・風水が間取りに与える影響は多大といえるでしょう。

無理に家相にのっとった間取りにしようとすると、使い勝手が悪く必要以上に大きな家になってしまうことも。

なかなか家相と理想の間取りの両立は難しいものです。

そんなとき、逃げ道として紹介したいのが“出雲屋敷地鎮祭”です。

出雲屋敷地鎮祭とは?

“出雲屋敷地鎮祭”とは、出雲大社(鳥取県出雲市)の祭式による地鎮祭のことです。

余談ですが“いなばのしろうさぎ”の舞台といわれている土地ですね。

出雲屋敷は通常の地鎮祭と違い、その土地の神様に祈るだけではなく、土地全体を出雲大社の神様(大国主大神)に災いから守ってもらう、といった神事になります。

家相・風水からくる災いからも守ってくれるのです。

そうなれば、家相が気になる人でも自由にプランニング出来るので、自分の思い描いた家を建てやすくなりますね。

依頼先と費用

出雲大社には多くの分院が存在します。例えば関東圏なら

など、全国に分院がありますので、最寄りの出雲大社を尋ねましょう。

ちなみに、常夏の楽園オアフ島には“出雲大社ハワイ分院”もありますよ。

費用は地域によって異なりますが、通常の地鎮祭費用3万円前後のところ出雲屋敷だと4.5万円前後が多いでしょうか。

地鎮祭の依頼は個人から行うと準備物など確認が必要なので、建築会社から依頼してもらうのがおすすめです。

出雲屋敷地鎮祭まとめ

家づくりにおける優先順位は施主によって異なります。

もちろん、家相・風水優先でのプランニングもありですし、全く気にしないのもOK。

「気にはなるけど、間取りも自由に決めたい。」
「自分たちは気にしないけど、周りから家相のことを言われる・・・。」

そんな方のための参考になれば幸いです。