【家を買う全手順】8つの流れをわかりやすく解説

【家を買う全手順】8つの流れをわかりやすく解説

家が欲しい!でも、家を買う手順って一体どんな流れになるのかご存知ですか?

ほとんどの人が家を買うことなんて人生の中で1回きりです。(昔から家は三回建てないと満足したものにならない!とはよく言われていますが・・・)

きっと、家を買った知人・友人に流れを聞いても、一回しか家の購入をしたことがないわけですから的確には答えられないですよね。

今回は、なかなか教えてもらえない一般的な家を買う手順を解説していきますね。

ちなみに家を買うといっても、

  • 中古住宅や新築建売住宅の購入
  • 土地を購入しての注文住宅の建築
  • 既存の家の建替え

…と計画種類が分かれます。

その中でも特に流れが難しい、土地を購入してから、注文住宅の家を買う(建てる)手順を中心にご紹介しますね♪

① まずは情報収集から!ネットだけでなく店に足を運ぶことも大事!

家を買う手順としてはまずは情報収集ですよね。土地や新築建売・中古住宅を購入する場合は物件情報の収集が得に重要です。

既に土地がある方や建て替えの方は住宅会社の情報収集になります。

最近はネットが普及していますのでスマホやパソコンで自宅にいながら情報収集できます。

でも実際に住宅展示場や不動産イベントなどに足を運ぶことも重要です。

特に土地・建売・中古住宅は流動性が高く、「生き物」と呼ばれるほどです。

ネットに情報が掲載されていても既に売却済みになっているケースはよくあります。

また、こんなネット社会でも、家を買いたいと思った方の初動として「住宅展示場に足運んだ」という方の割合は結構高いそうです。

自分の希望のエリアにどんな物件がどんな相場で取引されているか、自分の希望の間取り・大きさの家を買うにはどのくらいの予算が必要か情報収集することは重要ですよね。

② 住宅ローンの仮審査をしてみよう!

情報収集をする中で、大体希望の家を買うにはどのくらいの予算が必要なのか見当がついてくると思います。

家を買う手順の次のステップは住宅ローンの仮審査になります。

住宅ローンの仮審査をすることで実際に自分が借入できる金額が判明します。

気に入った物件ああってもお金を借入できないと話になりません。

住宅ローンは日本国内で最も金利が低いローンといわれています。その為、審査が最も厳しいローンになります。

現在、利用中のマイカーローンやクレジットカードの使用状況や過去の延滞などがある場合は住宅ローンを借りることができないという最悪のケースも想定されます。

ぜひ早いタイミングでの住宅ローン仮審査をおすすめします。

家の情報収集をする前に住宅ローンの仮審査をするべきだ!と言う方もいます。しかし、住宅ローンの仮審査には購入予定の物件の資料や間取り図、見積書などが必要になります。

これらの資料は情報収集に動いている中で住宅販売会社から入手する方法しかないので、全くの最初から住宅ローンの仮審査をすることは現実的に難しいです。

また最近は住宅ローンの仮審査手続き自体代行してくれる住宅会社が多いです。

経験豊富な住宅会社の営業に面倒な仮審査手続きを代行してもらうのも有効な手段ですね♪

③ 購入希望物件(土地)に申込をしよう!

住宅ローンの仮審査が承認となったあとは、購入希望物件(土地)に申込をしましょう。

土地を購入する場合はまずは申込書を提出します。この申込書の書式は様々です。名称も買受申込書と呼ばれたりすることもあります。

まずはその土地を購入する意思があります!という書面ですね。基本的に申込をすると契約前提で話がすすみます。

ちょっと軽い気持ちで土地を押さえるということではないので十分注意して下さい。

申込をしてキャンセルを繰り替えすと信用を失ってしまいます。

④ 土地の売買契約前に家を新築した場合の総額見積りを確認しよう!

土地の申込後は土地の売買契約に進みます。ここでぜひ注意して頂きたい点があります。

それは土地を購入して家を新築した場合の総額の見積りを確認することです。

土地を契約した後に、家を建てる見積りをして、希望の予算に合わないから土地の契約を解約する。ということはできません。

万が一そのような理由で解約をする場合は違約金がかかります。その際は土地の売買契約時に支払った手付金を放棄することになります。

「やっぱり買うのやめた。」という最悪の事態にならないように、土地の契約前に意中の住宅会社から家を建築した場合の総額見積りの提示を受けることをおすすめします。

⑤ 土地の売買契約・建物の請負契約後に詳細の打合せがスタート

土地の売買契約のタイミングで建物の請負契約を締結することが一般的です。

中には土地だけ先に購入して数年後に家を建築するといったレアなケースもありますが、ほとんどの場合は土地購入後速やかに家を建築します。

その場合、住宅ローンを土地と建物同時に利用します。住宅ローンは建物の内容が確定し建築確認申請済証が必要となります。

その関係で土地の残代金支払いの期日まで建物の詳細打ち合わせ、その後の建築確認申請を済ませないといけないので、土地の契約と建物の契約のタイミングは同時となります。

めでたく土地の売買契約と建物の請負契約が終了したあとは、いよいよ正式な注文住宅の打合せが始まります。

この時点で締結した建物の契約金額と詳細の打合せ後の建物金額では、金額が変動する場合もありますのでご注意下さい。

ちなみに土地の契約・新築建売・中古住宅の契約は不動産売買契約になります。注文住宅の建物の契約は請負契約となります。

⑥ 住宅ローン正式申込手続きになります。

建物の詳細打合せが完了すると住宅購入に関する計画総額資金がはっきりとしますので、このタイミングで住宅ローン正式申込をします。

いよいよ家の工事着工が近くなります。住宅ローンの正式手続き自体は2時間程度の時間がかかります。

また融資金が必要になる日(土地残代金や着工金支払日)の遅くても二週間前の手続きが必要になります。

書類に不備があると手続きが遅れる可能性もあります。日時に余裕をもって手続きすることをおすすめします。

⑦ 住宅ローン実行(土地残代金支払い・工事着工金支払い)

住宅ローンが実行となり、そのローン実行と同時に土地残代金の支払いと工事着工金の支払いとなります。

土地残代金の支払い時は、一般的に平日に銀行に土地売主・仲介業者・買主・司法書士が集まり、代金の支払いを行います。

土地代金を支払うと即日所有権移転登記されます。また、住宅ローンの返済は住宅ローン実行の翌月からスタートされます。

家が完成してからではないのでご注意下さいね。(つなぎ融資を利用する場合は住宅完成後に返済スタートです)

ちなみに、家の工事中の手続き(中間金の支払い・完成金の支払い)もあります。

家の工事中は中間金の支払いと完成後の完成金の支払い手続きがあります。

住宅ローンを利用して支払う場合は、支払いのタイミングで金融機関の窓口に行き、振込手続きが必要になります。

⑧ 家の引渡し(表示・保存・抵当権設定登記・火災保険手続き)

工事完了後、いよいよ家の引渡しです。完成金を支払うと家の引渡しが受けられます。最後の手続きとしては火災保険の手続きと登記手続きとなります。

火災保険は家の引渡し日からスタートするように手続きが必要です。登記は、

  • 建物の構造・面積等の表示登記
  • 所有権の保存登記
  • 銀行の抵当権設定登記

という流れになります。引渡し後に入居、住所移転が完了しましたら遅滞なく手続きをお願いします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?家を購入するといっても新築建売住宅・中古住宅を購入する場合と注文住宅で家を購入(新築)する場合とでは手続きの内容・時間も大きくかわります。

今回は特に手続きが複雑な土地を購入してからの家の新築のケースに絞って手順をご紹介しました。

一般的な流れになりますが購入する土地や建築する家の内容によってはより手続きが複雑化する可能性もあります。

施主だけでは到底処理しきれない手順となりますので、やはり家の購入を成功させるには信頼できるパートナー(プロ)を見つけることが本当に重要だと思います。