費用もお手頃!外壁サイディングの各種類とメリット、デメリット徹底分析

費用もお手頃!外壁サイディングの各種類とメリット、デメリット徹底分析

新築やリフォームをする時に、外壁は何を基準に決めるべきか不安になる方は多いと思います。

ここでは外壁の種類や施工方法、そしておおよその費用をお伝えします。

オーソドックスな外壁はサイディングであり、費用もお手頃なのですがこれから外壁のいろはを紹介しますので、自分の好みや予算、そしてメリットデメリットを把握して、外壁工事に対する準備をしましょう。

多くに採用されている優れたサイディング

新築でもリフォームでも住宅の多くで採用されているのがサイディングです。

ボード状の建材で工場生産されているため、品質がほぼ均一されていて施工性能、施工時間にも優れている外壁材です。

施工方法は、

  1. 外部柱面にぐるりと水が入らずに内部の湿気を逃がす透湿防水シートを貼る。
  2. その上に胴縁という木材を取り付けて、その胴縁にサイディングを貼る。
  3. サイディングとサイディングの継ぎ目にはコーキング打ち、防水処理をする。

という方法が一般的なサイディングの施工方法です。

イメージとして、家の柱から柱を通してサランラップを巻き雨が入らないようするのです。

サイディングの厚みが

  • 14ミリ以下⇒釘止め
  • それ以外⇒サイディング金物を採用して引っ掛けて貼る工法

となります。

このように外壁工事で多く採用されているサイディングですが、更にいくつかの種類があるのでここからはそれらを紹介します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングはセメント質の素材と繊維質の素材を混ぜ合わせ作られたもので、最近の住宅ではほぼこの窯業系サイディングが採用されています。

デザインや質感も豊富で、

  • レンガ調
  • タイル調
  • コンクリートの打ちっぱなし風なもの

などから、もちろんシンプルなものも揃っており、とにかく多種多様に開発されています。

また、耐火性にも優れており、防火認定を取得しているものも多くあり、防火地域、準防火地域など、防火基準が定められている地域でも採用することができます。

耐久年数も長く本体自体は30年程度持つのですが定期的なメンテナンスが必要となります。

サイディングは表面に特殊加工をしていますが、10年前後でその効果が弱ってしまい、表面から水が染み込み傷んでしまいます。

よって、水が染み込まないように、定期的にサイディングの塗装が必要となります。

次に、継ぎ目のコーキング。

こちらも10年前後でコーキングが切れたり剥がれたりするため、

  • コーキングを新しいもへの打ち替える
  • 今のコーキングはそのままでその上から打ち増する

ということが必要となります。ここで説明したコーキングとは建材のことです。

チューブに入ったクリーム状のもので、このクリーム状を穴や継ぎ目に打つと、半日程度でゴムのように固まり、隙間を埋める、防水する等の効果を発揮します。

このコーキングが傷んだ状態のままだと、隙間から水が浸入して、家の構造自体を腐食させる可能性があるのです。

よって、メンテナンスは10年前後毎に、塗装とコーキングの補修をおすすめします。

どちらも足場が必要となる補修のため、別々に補修すると足場費用も倍かかってしまうからです。

外壁サイディング
引用:ニチハ株式会社

金属系サイディング

金属サイディングは、

  • 鉄板
  • ガルバニウム鋼板
  • アルミ

などの金属系の素材でできたサイディングです。

軽くて薄い金属系の素材に断熱材を貼り付けた構造で防火性や断熱性、耐震性に優れていて頑丈です。

しかし、金属の表面塗装やメッキが剥がれてしまうと、そこから水が浸入して錆びてしまい、いずれは穴が空く等の腐食をおこし、家の構造を傷めてしまいます。

よって錆びを発見したら、錆をケレンして塗装する等のメンテナンスをするようにしましょう。

アルミやガルバニウム鋼板は錆に強いのですがそれでも錆びる可能性があるし、潮風が当たる場所であれば塩害もおこしてしまうので計画的なメンテナンスが必要となります。

外壁サイディング
引用:ニチハ株式会社

木質系サイディング

木質系サイディングは日本建築での歴史が最も古いサイディングです。

歴史は古いのです近年の木質系サイディングは防腐加工や防火加工の機能をつけたものもありので使用用途が更に広がっています。

しかし施工が難しく手間がカカッテしまいますが、見た目がよく、月日が経つと風合よく味が出るのもこのサイディングの良い点です。

また、腐食や破損しても、部分矯正補修が他のサイディングに比べると容易です。

それでも、メンテナンスは必要で年に一度はサイディングを見て回りひび割れや変型がないかチェックしたほうが良いでしょう。

そして10年前後に一度はキシラデコールという名称の防腐防蟻塗料を塗ることをおすすめします。

参照:イプロス建築建材インテリア

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは塩化ビニル等の樹脂でつくられたサイディングです。

樹脂なので軽くて施工性が良く、強度もあり、コーキングも不要です。

しかし素材が樹脂なので紫外線に弱く、長期感メンテナンスを怠ると劣化して硬化する恐れがあります。

メンテナンスには遮熱塗料を採用すると良いでしょう。

外壁サイディング
引用:ゼオン化成株式会社

外壁に施工するサイディング以外の素材

外壁はその家を象徴する部位のため、好みのものを採用したいと思う方が多いはずです。

サイディングもすぐれた素材ですが今回はサイディング以外の素材をいくつか紹介します。

モルタルの外壁

サイディングが普及する前まで、外壁の代表的仕上げであったモルタルの外壁とは、モルタルを左官コテで外壁に塗り、塗装仕上げをする外壁の事です。

柱面にバシ板を取り付け、その上に防水紙、ラス金網を貼り、モルタルを塗るのが基本的な施工方法です。

耐久性、耐水性、耐火性に優れますがモルタルなので重量があり、施工精度に仕上げが左右されますし、地震や台風でのひび割れが目立ちます。

モルタル外壁
引用:ハピすむ

リシンの外壁

砂や石などの骨材とアクリル樹脂が主原料の素材で施工方法はモルタル外壁の上にエアスプレーで吹き付ける工法とコテでリシンを塗りつけた後、ブラシや剣山などで表面を書き落とす工法があります。

他の塗装に比べて費用が安く、通気性、透湿性が高いというメリットがあります。

デメリットは凸凹による表情は個性的で良いのですが、隙間にホコリや水垢が溜まりやすい、下地のモルタルの収縮に追従できずにひび割れしやすい、耐久性が低いことです。

リシン
引用:photoac

タイルの外壁

タイルは無機質の素材であり風雨や日差しに強い建材です。施工方法は2種類あり、湿式法と乾式工法があります。

湿式工法はモルタルなどを使ってタイルを貼っていく工法で、モルタルはセメントと砂を水で練ってつくるため湿式工法と呼ばれています。

次に乾式工法は接着剤を使用して下地にタイルを貼る工法です。

どちらの施工方法でも長く美しい外観を保つ建材ですが、適切な施工が求められます。

また、メンテナンスフリーが売りですが、タイルはメンテナンスフリーでも、タイルの下地はメンテナンスフリーではないため、定期的なメンテナンスが必要でタイル目地の点検等気を配りましょう。

また、施工費用が高いことがデメリットです。

タイルの外壁
引用:株式会社ライブハウス

外壁の補修と費用

いつも風雨や強い日差しから家族を守る外壁ですが、定期的なメンテナンスが必要となります。

ここでは、一般的な補修方法をいくつか紹介します。

サイディングの補修

サイディングは10年に一度程度の補修が必要となります。

その補修方法は継ぎ目コーキングの打ち替えとサイディング表面の塗装が必要です。

定期的に補修を行えば長く使える建材なのでメンテナンスを欠かさずに行いましょう。

セルフメンテナンスとして紹介しますが、指でサイディングを撫でてください。

指に白い粉が付着しているとサイディングの白華現象が起きている証拠なので補修が必要となります。

サイディングの補修費用

サイディングの補修は塗装がメインとなるので、サイディング以外にも軒裏、破風の塗装も一緒に施工するケースが多いです。

おおまかな工事として、仮設足場組立、コーキング打ち替え、家屋洗浄、養生に塗装で塗料の質にもよりますが、約150万円前後の費用が必要となります。

モルタル補修

モルタルは表面に塗装をしているため、補修方法は塗装で、ひび割れ箇所にはコーキング補修が必要となります。

仕上げ材が塗装のため、10年前後毎のメンテナンスが必要です。

こちらもセルフメンテナンスで白華現象の確認が有効です。

モルタル補修費用

モルタルの補修も塗装がメインとなるので、外壁以外にも軒裏、破風の塗装も一緒に施工するケースが多いです。

おおまかな工事として、仮設足場組立、コーキング打ち替え、家屋洗浄、養生に塗装で塗料の質にもよりますが、約130万円前後の費用が必要となります。

外壁モルタルの補修も塗装がメインとなるので、外壁以外にも軒裏、破風の塗装も一緒に施工するケースが多いです。

おおまかな工事として、仮設足場組立、コーキング打ち替え、家屋洗浄、養生に塗装で塗料の質にもよりますが、約130万円前後の費用が必要となります。

外壁土壁の補修

土壁は経年劣化で壁に塗っていた土がポロポロと落ち、場合によっては崩れてしまうことがあるのです。

外壁土壁は、傷んだ部分の範囲や傷みの深さを調査して、その損傷部分に土を左官作業で塗り、1週間程度乾かして再度塗るという補修を繰り返します。

そして仕上げ材を塗るという作業が外壁土壁の補修となります。

外壁の失敗談

外壁は一般的に塗装補修が多いため、色彩や柄での失敗等あります。実際の失敗談をいくつか紹介します。

外壁をピンクにした失敗談

色彩の見分け方はなかなか難しく、色見本で確認しても実際に塗るとイメージを違うケースが多いようです。

見本でベージュを選択して依頼すると実際に塗装するとピンクの外壁に仕上がったという失敗例があります。

これは小さい見本と実物塗装の塗る面積による色の彩度の違いと見本を室内のみで確認して、太陽光で確認していないことが原因です。

サイディング塗装の失敗

サイディング塗装の失敗として多いのが、タイルやレンガ調のサイディングを塗装した時、それらのアクセントとなる目地まで同じ色となり、のっぺりとした仕上がりになる失敗談です。

これは契約前に施工業者と協議して目地をその他の箇所の色分けをする施工方法をとることが最善ですが、手間がかかるため、費用もかかります。

まとめ

外壁は、帰宅した時やお客さまを迎える時に最も目立つ住宅の顔となる部分です。

デザイン性だけでなく風雨や天災から家族を守る物でなくてはなりません。

今回、外壁のポイントや施工前に不安となるところを説明したので、良い外壁工事のお手伝いになればと思います。

外壁で家の雰囲気が変わります。是非良い外壁を選択してください。