キッチンリフォームの値段を決める3大要素と満足度UPのポイント

キッチンリフォームの値段

毎日の食事をつくる人にとって、一日のモチベーションや作業効率を大きく左右する「キッチン」。

およそ築30年前後で交換時期を迎えるといわれています。

「今のキッチン、使い勝手がよくないなぁ」と思っている人も、リフォームを行う時期にあるのかもしれません。

ではキッチンリフォームには、いくら位お金がかかるのでしょうか。

リフォームの値段や、満足度を上げるために知っておきたいキッチンリフォームのポイント、実際の工事期間についてまとめました。

キッチンリフォームをするときの値段の相場は?

一番気になるのはキッチンリフォームの値段、費用でしょう。

まず相場として、一口に「キッチンリフォーム」といっても、大きさや選ぶキッチン、設備のグレードによって、大きく幅があります。

メーカー品のスタンダードなキッチンを、いまある位置に、いまある大きさで交換した際の目安は工事費込でおよそ100万円前後。

しかし、扉のみなどの 部分的なリフォームであれば10万円程度から検討できます。

位置変更をしたり、こだわりのハイグレードキッチンを入れたい、オーダーメイドでつくりたい!・・・となると300万円位となる場合もあります。

キッチンのリフォームでは、広さ、デザイン、設備、配置など、さまざまな要素の組み合わせによって値段が決まるということを覚えておきましょう。

では、リフォームの予算別に3つのパターンについて、すこし詳しく紹介していきます。

キッチンのリフォーム予算10万円

コストを抑えたい人におススメ!扉など部分的なキッチンリフォーム

全般的にはまだまだ痛んでいない、気に入っている、大きな不満はないが汚れが気になる、コストを出来るだけ抑えたい!という方におススメなのは部分的なキッチンリフォーム

扉の汚れが気になっていたり、印象を変えたい場合には、扉の表面にシートを一枚貼り重ねるだけで、きれいに生まれ変わります。シートも多種多様な色柄から選べます。

化粧フィルムといい、キッチン扉のみならず、建具、エレベーター扉、壁面など 建築工事のいろいろなところで使われています。

ダイノックフィルム(3M)
リアテック(サンゲツ)

シートを張り重ねるだけならば、キッチンの大きさや選ぶシートの色柄などにもよりますが、10万円程度から検討可能です。

その他、引手だけ交換したり、ユニット内部の底板が痛んでいる場合には、上に一枚板をはり重ねるだけでも、きれいになります。

予算100万円 最もスタンドダードな方法

キッチンをまるっと交換するリフォーム

次に最もスタンダードなのは、キッチンをまるっと交換するリフォーム。

選ぶ面材や設備によって幅がありますが、工事費込で75万円~100万円程度が相場です。

キッチンの仕様はとっても細かく選択できる様になっており、収納や扉、シンク、コンロや換気扇、食洗器を組み合わせによって金額が決まります。

全ての仕様を一番シンプルなものとすれば、50万円前後から可能な場合もありますが、実際に見積もりを取って、ショールームで確認しながらひとつひとつ仕様を確かめる段階になると「折角だから、ここは・・・」と追加変更となることが多いものです。

全部は望まない、こだわる部分を取捨選択する前提であっても、予算としては100万円程度見込んでおくと安心です。

キッチンの扉は引き出しタイプが主流に

キッチンはひと昔前の開き扉タイプから、引き出しタイプが主流となっています。

吊戸棚の中身を取り出しやすくするために、引き下ろせる昇降タイプの収納もあります。

コンロやIHヒーターもガラストップにするのか、グリルは無水両面焼きにするのか、食洗器を入れるのか、選ぶポイントも多く、それによって当然値段が変わります。

カタログだけでなく、できるだけ実物を見て確認する様にしましょう。

予算150万円 オーダーメイド

ハイスペックな、こだわりのキッチンリフォーム

同じメーカー品を使ったキッチンリフォームでも、

  • オーブンを入れたい
  • ピカピカの鏡面仕上げでゴージャスにしたい
  • 配置変更をしてアイランド型キッチンにしたい
  • 木製扉がいい
  • 前面をタイル張りにしたい
  • 絶対にオールステンレス!
  • オーダーキッチンにしたい・・・などなど。

こだわりやあこがれの多い人は、予算は多めに見積もって工事費込で150万円超~から考えておきましょう。

広さや要望の組み合わせによっては、200万円、300万円となる場合もあります。

どんなキッチンにしたいのか、あらかじめ雑誌やWEBなどで理想のイメージを固めてからショールームを見にいったり、工務店やリフォーム会社の人に相談するとよいでしょう。

こだわりポイントを整理し、優先順位をもつことも大切です。

キッチンリフォームの値段を決める3大要素

キッチンの値段は、寸法や取り入れる設備など個々の要素の組み合わせで決まるため、一見して値段がわかりにくい部分があります。

ショールームで一つ一つ実物を見ながら選んでも、大抵の場合では、見積書は後日郵送になります。

それはメーカーの掲示する定価とは別に、工務店やリフォーム会社を通すことで割引価格で購入できるからです。

値段がわかりにくいからこそ、どんな要素が値段に影響が大きいのかを把握した上で仕様を選び、上手に値段をコントロールしましょう。

1.キッチン扉デザインとカラー

実は値段を決める大きな要素の代表格である、キッチンの扉材。メーカー品では、色柄のグループ毎に値段が設定されています。

グループ毎の金額設定によって十万単位の差がでることがあります。

一般に鏡面仕上げやカラフルなデザインになる程、高額になることを念頭に入れておきましょう。

2.設備

システムキッチンに組み込み可能な設備には、ガスコンロ、IHヒーター、レンジフード、水栓といった必ず備え付けるもののほか、食器洗乾燥機、浄水器、オーブンレンジなどを組み入れるか否か、といった内容の積み重ねで数十万円の差がでます。

使用頻度をよく考えて、プランニングしましょう。

3.配置変更

リフォームでは、いままでのキッチンの位置から配置変更があるかによっても値段に差がでます。もちろん、これまでの位置に、これまでと同じ大きさのキッチンと交換する場合が一番コストを抑えられます。

配置変更をおして対面キッチンにする場合は、それに伴う水道やガスなど設備配管の移設工事、床・壁・天井の仕上げ工事の範囲が広がるため、その分費用がかかります。

これで後悔しない!満足度UPのポイント

キッチンリフォームは、一般にはそう頻繁に行うものではありません。

折角行うのですから、後から「もっとこうすればよかったなぁ・・・」といったことのない様に、特にしっかり考えておきたいポイントを解説します。

動線計画 一連の流れを書き出そう

「今のキッチン、なんだか使いづらい・・・」その原因は動線にあるかもしれません。

  • まず食材を冷蔵庫から出す
  • シンクで洗う
  • 作業スペースで切り、混ぜる
  • 下準備をする
  • コンロやIHヒーターなどの調理器具で火を通す
  • 盛り付けをして、食卓へ出す。

こうした お料理をする際の一連の流れに添った配置がされているかが重要になります。

冷蔵庫とシンクは近くにありますか?
食器棚と調理器具や盛り付けスペースは離れていませんか?

ほんの少しの距離であっても、調理中にあっち行き、こっちへ行き、結局沢山動き回らなければならない様な配置のキッチンでは、毎日の調理にムダな動きが多く、積もり積もって「使いにくい」と感じ、大きなストレスとなります。

スムーズに次の作業に移れる様な動線設計が、快適な調理をする上でとても大切です。

一度、一連の流れを実際に書き出してみることをオススメします。

収納計画 必要なものを厳選しよう

キッチンリフォームの機会にぜひ行ってほしいこととして、 調理器具や食器の断捨離があります。

吊戸棚を開けてみてみると、もう何年も使っていない調理器具や食器は眠っていませんか?

来客用の食器セットは本当にそんな数量が必要なのでしょうか。必要なものに厳選した上で、必要頻度に応じた取り出しやすい位置に、スッキリ納まる収納量を確保することがポイントです。

ダストボックスの位置や、炊飯器やポットなどの家電の配置について、事前に細かく考えておけるかどうかが、リフォーム後のスッキリ感に大きな差がでます。

作業スペース計画 奥行きで断然変わる!

シンクとコンロなどの加熱機器の間のスペースの広さはどれくらいありますか。

横幅の長さは配置する場所で概ね決まってしまいますが、奥行が100mm違えば、作業面積にするとお皿数枚分増えます。

ゆとりある調理スペースを確保することで、より快適に料理ができます。

一般にキッチンの奥行は650mmのものが多いのですが、作業スペースを少しでも広くするために、750mmの奥行の商品もあります。

反対に、人の立つスペースが狭いキッチンの場合には、600mmの奥行の商品もあります。

実際のリフォームするキッチンで、メジャーをあてて確かめながらよく検討しましょう。

戸建とマンションの値段の違いや注意点は?

キッチンリフォームにおいて、戸建とマンションの値段の違いはほとんどないと考えてよいでしょう。

しかし、築年数の経過したマンションでは、床下スペースに余裕がないといった構造の問題によって、キッチンの大幅な配置変更が難しいケースがあります。

リフォームの範囲や建物によって個々に異なりますので、我が家の場合はどうなるかは、工務店やリフォーム会社へ具体的な相談をしてみましょう。

またマンションの場合は、リフォーム工事の際に管理組合の許可申請を要することも多いため、あらかじめ管理規約を確認しておくとよりスムーズです。

キッチンのリフォーム工事にかかる期間を把握しよう

これまでの位置に、これまでと同じ大きさのキッチンに交換する場合、工事期間はおよそ2日間。

一日目に既存のキッチンを解体し、二日目に新しいキッチンを据え置きます。

ただし、キッチン本体および設備は、メーカー品であっても、組み合わせによって一品一品異なるため受注生産となります。

発注後およそ3週間程度はかかるため、リフォームを考えはじめてから、新しいキッチンが使える様になるまでは、 どんなに早くても1か月はかかることは、あらかじめ想定しておきましょう。

キッチンリフォームのポイントまとめ

キッチンのリフォームは、夢が膨らむ方もとても多く、ショールームなどを見ているときはとても楽しいのですが、いざ見積書の値段を見てびっくりする人も多いものです。

あれもこれもと欲しくなる前に、絶対的な予算を決めてしまうのも一つの方法です。

商品の組み合わせだけでなく、動線や配置、収納などの要素もあらかじめよく考え、快適な空間にするための優先順位を整理しておくことも、満足度をあげる大事なポイントです。

どこを改善したらいいのかよくわからない、「なんとなく使い勝手がよくない・・・」という方は、一度現状のキッチンを専門家に見てもらった上で提案をもらう方法が近道でしょう。