洗面化粧台のリフォーム。主流を抑えた選び方と費用相場を解説

化粧洗面台リフォーム

リフォームしたいと思っていても、なかなか手を付けなくてもいいかな、と思ってしまいがちな洗面化粧台。

最近の洗面化粧台については、最新型の様々な設備がありますので、こちらをご覧になってリフォームのきっかけにしてみてください。

洗面化粧台の選び方。サイズは注意しよう

選択するポイントとして、

  • 「水栓」
  • 「鏡と照明」
  • 「メーカー品か造作品か」

が主な選ぶポイントになってくるかと思います。

その前に基礎的なサイズの話ですが(洗面化粧台の幅)、メーカー品の洗面台ですと、幅サイズが60センチ、75センチ、90センチ、1メートル、1.2メートル、それ以上となってきます。

60センチ、75センチ、90センチ、1メートル、1.2メートル、それ以上となってきます。

もっとも一般的なケースは、75センチが主流

木造建築での尺モジュール(家全体が909mmもしくは910mm間隔で柱や壁がある)で、一坪(畳2帖分の柱の芯々1818の正方形)の洗面所では、基本的には75センチの洗面化粧台が主流です。

その理由・・

建築での仕様が異なるため一概に言えませんが、実際に部屋空間として使える空間は最低でも1688mm以下となるため、最近の大きなドラム式洗濯機を入れると(洗濯物を入れるカゴの蓋を開けた時の幅で最大約800)になると、90センチの洗面化粧台を入れると、かなりキツキツになってしまうためです。

特段要望やプランに余裕がある場合を除き、75センチの洗面化粧台が丁度良くなってきます。

そして、実際に洗面化粧台を選ぶ際に、大きく別れるポイントを1つずつ説明をしていきます。

化粧洗面台選定の4つポイント

1.水栓

まず水栓が「壁付け」なのか「立ち上がり式」なのか?です。

各社、人気が高くなっているのが「壁付け」になっていますが、それぞれのメリットとデメリットをご説明していきます。

壁付け水栓(主流になるつつある)

メリット
・清掃性が高く水栓周りに汚れが溜まりにくい
・水が出る位置が手前のため、子どもでも手洗いがしやすい

デメリット
・洗面化粧台にモノを置くスペースが少ない場合が多い

画像:https://cleanup.jp/wash/fancio/function/stopper_overflow.shtml

立ち上がり式水栓

メリット
・洗面化粧台にモノを置くスペースが比較的取りやすい

デメリット
・水栓周りが汚れやすい(水栓の後ろ側が掃除しにくい)

画像:http://sumai.panasonic.jp/dressing/feature/detail.php?id=sugopika-suisen

以上、清掃性を優先させるか、収納性を優先させるか、どちらかになってきますので、今お使いの洗面がどういった状況になっているかを確認して検討すると良いと思います。

2.鏡

選択肢としては現在各社で選択肢がたくさんあります。

まず鏡についてですが、 主流となっているのは三面鏡になります。

画像:https://www.lixil.co.jp/lineup/powderroom/lc/variation/cabinet/

洗面所周りはモノで煩雑になりがちなため、収納力に優れている三面鏡が人気であります。最近の洗面では、三面鏡の中で収納しながら電気シェーバーや、電動ハブラシを充電できる鏡もあります。

次に デザインを気にされる方で人気なのが、一面鏡です。

後ほど詳細は記述しますが、造作でモザイクや照明を一個一個こだわって洗面化粧台を設置する場合、三面鏡ですと実用的ではありますが、デザイン性がイマイチなため一面鏡の方が見栄えがします。

一面鏡では鏡一枚を壁にそのまま設置する場合と、収納がある一面鏡の場合とありますので、収納が一面鏡ですと少なくなるデメリットがあるため、一面鏡では収納性も同時に考える必要があります。

3.照明

照明は洗面化粧台に限らず、設計次第で見栄えが全く変わってきますので、デザインに拘りたい方は要注意ポイントです。

照明はパターンとして2つのことが想定されます。

  • 鏡に付随する形での照明
  • 壁や天井からの照明で補うパターン

最近はLEDのため様々なものがでていますが、鏡に付帯しているパターンで最近人気なのが縦型照明です。

化粧をする際に、上からの光ですと顔に影や光のムラが出てしまいますが、縦型で正面から光が当たれば、肌色の色合いの確認など化粧もしやすくなります。

高級なホテルなどに最近はよく設置してあり、人気も高いので、各社グレードとしては上位になるのでお値段は高くなりますが、検討してみては如何でしょうか。

4.収納

洗面所全体や実際の生活を考えると、洗面所の収納は意外と重要です。

洗面化粧台は本体に収納を求めると、デザイン性が落ちるため、できれば別途で可動できる棚や、半畳ぐらいの収納を設置すると良いです。

タオルなどの衣類品、シャンプーなどのストック品が大方洗面所に集まりやすいため、収納計画はしっかりしておいた方が良いでしょう。

人気のオシャレな化粧洗面台はどんなものがある?

先程の洗面化粧台の選び方については、基本は洗面化粧台メーカーのものを基準に話をしておりましたが、反対にオリジナル洗面もデザイン重視の方に採用が増えています。

メーカー品の在り来りな洗面所では満足できない!という方におすすめとなっています。

オリジナルとなるため、種類や納まりが非常に多岐に渡っていますが、代表的なものをいくつかご紹介いたします。

カウンター+ヴェゼルボール

オシャレなカフェや居酒屋に行くと、たまに見かける形です。

木製(または木目シートなど)のカウンターの上に、お椀型の洗面ボールが乗っているようなものです。

https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S0690/

オリジナル洗面ではこの形は多く、ボールも陶器だけでなくガラスや焼き物など様々な種類がありますので、インテリアにマッチしたものが幅広く選択できます。

オリジナル風なユニット型

設備メーカー品のユニットについては、在り来りな色や形をしていますが、現在色々なデザインの洗面化粧台がインターネットなどでも見ることができます。

使い方や、メンテナンス性などは設備メーカーの洗面が上回るかもですが、色やデザインなどを徹底的にこだわる事ができるのと、幅や高さが合えば大体どんなものでも設置が可能です。

参考URL:https://www.sanwacompany.co.jp/shop/c/C002_01/

(給排水位置など確認が必要なので、新築やリフォームを頼む業者に相談してみてください)

モザイクタイル

鏡の周り、鏡と洗面ボールの間の壁に、洗面の横の壁に…等などモザイクタイルを貼るだけでオリジナル感が増します。

色やデザインなどを決めて、ランダム柄希望の場合はある程度大工さんにお任せになってしまう部分もあるかと思いますが、好きなデザインをワンポイントで取り入れることができますので、主に女性の方に人気になっています。

参考URL:

https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/interior_wall/interiormosaic/
https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/interior_wall/designtile/

メーカー品をオリジナル風に

オシャレな洗面台は、お手入れや使い勝手がイマイチ…と思われる方もいらっしゃると思います。

使い勝手や、メンテナンス性も考慮するのであれば、洗面台だけメーカー品にして、鏡や照明、その他の壁などの造作でメーカー品っぽく見せない工夫をしてみるのもいいと思います。

メーカー品のカタログを見ると、下台と鏡が当然セットになっていますが、セットで購入しないといけないわけではないため、下台のユニットや水栓だけ購入して、鏡などは大きさが合うものを選んでくれば、オリジナル洗面のように仕上げることも可能です。

サイズや納まりの関係があるため、依頼する業者に相談してみましょう。

気になる洗面化粧台のリフォーム費用相場の話

費用については、洗面化粧台を入れ替えるだけであれば、1日~2日もあれば交換可能で、費用も10数万円~から可能です。

洗面化粧台のリフォームの際に、床や壁紙を一緒にリフォームすることをできればおすすめします。

水周りのため、カビや腐食が他の部屋に比べて早めに始まる可能性が高いので、できれば一緒にリニューアルしておきましょう。

その際に選択するもので金額は異なりますが、5万円前後~で一緒にリフォームできると思います。

高級な洗面化粧台になってくると100万円前後になるものもありますので、ご予算や新築リフォーム後のイメージに合う洗面を探してみるといいと思います。