マイホーム購入は人生最大の買い物です。
住宅ローンは、人生の長い期間を一緒に過ごすことになるため、真剣に選ぶ必要があります。
どこの銀行がいい(地方銀行やネット銀行など)と悩まれている方もいるでしょう。
そんな方へ、ローンの選び方で大事なポイントを5つご紹介します。
この記事の目次
銀行選び
地方銀行
地方銀行は地元に根差した銀行であるため、給料支払い口座も地方銀行に設定している方も多く、この地域に住んでいる方々にとっては安心感があります。
住宅ローンで地方銀行が選ばれる理由は、まさにこれではないでしょうか。
住宅ローンの金利は都市銀行やネット銀行に比べ高いものの、地方銀行ごとに様々な特典・サービスを展開している銀行が多く、また親切に対応してくれるため、安心して住宅ローンを借り入れることができます。
大手銀行
大手銀行の金利はネット銀行に比べると高いものの、地方銀行に比べれば低い場合が多いです。
また、大手銀行は知名度も高く、全国展開している巨大銀行であるため、倒産するリスクは限りなく低く、安心感があります。
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行、等
ネット銀行
ネット銀行の最大の特徴は、金利が低いことです。
実店舗をなくすことで経費を抑えているので、その分他の銀行(地方銀行・大手銀行)よりも金利が低いです。
また、保証内容・サービスも充実しており、団体信用生命保険(団信)に無料で加入できる、繰上げ返済の手数料が無料等、様々なサービスを展開しています。
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
- 楽天銀行
次に、住宅ローン 選び方 5つのポイントをご紹介したいと思います。
住宅ローン選びのポイントその1 金利
住宅ローンには、様々な金利タイプがあります。
景気動向に応じて適用される金利が変動する変動金利、初めの数年間は固定金利で一定の金利が適用される当初固定金利や、借入から完済まで同じ金利が設定される全期間固定金利等、住宅ローンには様々な商品があります。
住宅ローンを選ぶためには、それぞれの住宅ローン商品の特徴をしっかりと理解した上で住宅ローンを選ぶ必要があります。
例えば、変動金利には金利が低いという大きなメリットがある一方、金利が上昇すると返済が大きく膨らんでしまうというデメリットもあります。
それぞれの住宅ローン商品のメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った金利タイプを選びましょう。
住宅ローン選びのポイントその2 事務手数料・ローン保証料、団体信用生命保険特約料
住宅ローンには、事務手数料、ローン保証料、団体信用生命保険特約料等、金利以外にも様々な諸費用がかかります。
賢く住宅ローンを選ぶためには、金利だけでなく、これらの諸費用も含めたトータルの金額で住宅ローンを検討する必要があります。
また、都市銀行とネット銀行では諸費用の構成が異なりますので、事務手数料が安いから、保証料が無料だからと単体で費用比較を行っても意味はありません。
トータル費用で検討する必要があります。
都市銀行とネット銀行の諸費用の比較
・都市銀行
「保証料:金利に0.2%増加」+「事務手数料:3万円(税抜)」
・ネット銀行
「保証料:0円」+「事務手数料:借入額の2.0%(税抜)」 借入額が3,000万円の場合、ネット銀行の事務手数料は64.8万円ですので、初期費用だけでみると都市銀行の約20倍かかりますが、都市銀行は保証料が金利に0.2%上乗せされるため、トータル費用でみると都市銀行のほうが負担額は多くなります。
そのため、金利も含めたトータル費用で住宅ローンを検討する必要があります。
住宅ローン選びのポイントその3 繰り上げ返済のしやすさ
繰り上げ返済を行う際に確認したい点が、手数料と最低金額です。
当然ながら、住宅ローンには金利が発生していますので、家計に余裕がある月は、繰り上げ返済を行うことにより、元金を減らし、早期に住宅ローンの返済を終わらせることが望ましいです。
そのため、繰り上げ返済の際に手数料が発生しないか、またこまめに返済を行いたい人は最低金額をチェックした方がよいでしょう。
住宅ローン選びのポイントその4 資金移動のしやすさ
住宅ローンの返済は、その住宅ローンを取り扱っている銀行口座から引き落とされることが多いため、その銀行口座への資金の移動のしやすさも重要となってきます。
例えば、住信SBIネット銀行で住宅ローンを組むと、手数料無料で他行から資金移動ができる「定額自動入金サービス」があります。
このサービスは、他行の口座から住信SBIネット銀行の口座へ、毎月一定額を入金できるというサービスです。
資金移動に毎回手数料がかからないよう、上記のようなサービスを持っている銀行を選びましょう。
住宅ローン選びのポイントその5 その他の特典(8大疾病保障等)
それぞれの銀行ごとに、様々な特典を住宅ローンに付与し、差別化を図っています。
例えば住信SBIネット銀行は、通常の団信に加えて、8大疾病保障が無料で付帯されています。
一般的に、この疾病保障は他の銀行の住宅ローンにも付帯することができますが、その場合金利+0.3%前後が必要なことが多く、総返済額が増加してしまいます。
この疾病保障が無料で付帯されますので、かなりのメリットとなります。
他にも、イオン銀行ではイオンでの買い物が常に5%オフになる特典、新生銀行では家事代行サービスが無料になるクーポンが融資額に応じてもらえる等、様々な種類の特典が各銀行より、行われていますので、自分の生活スタイルに合った特典を選ぶとよいでしょう。
まとめ
住宅ローンは金額が大きいからこそ、様々な銀行を比較して、可能な限り金利・諸費用が安くかつ自分の生活スタイルに合った特典を展開している銀行を選びましょう。