収納力をアップするリノベーションとケース別の費用

リノベーションをする際に1つのポイントとなるのが「収納力」です。

リフォームと言えばキッチンを交換したり、フローリングを張り替えたり、間取りは大きく変わりません。

それに対してリノベーションは、希望するプランに合わせて間取りを変更することができます。

「すごく間取りは気に入ったのに収納増やしておけば良かった」」なんて思わないためにも、収納力を上げるためのリノベーションとは、どうしたらできるのかご紹介します。

リノベーションする前に確認すべき点

まずは、リノベーションする前にどんな物を収納したいのか考えることが必要です。

理想のプランを考える前に、以下の2点を確認しましょう。

また、リノベーションのタイミングは「本当に大切なものなのか」、断捨離を考えるきっかけにもなります。

使っていないものを手放すことで収納スペースがさらに増えるので断捨離はおすすめです。

1)収納したい物の確認

  • 趣味道具
  • 本、雑誌
  • 自転車やベビーカー等の大きい物

事前に上記の物の量を確認しましょう。

ご家庭によって量の多いものは様々だと思いますので、特に何の収納が一番必要なのか知ることが大切です。

収納したい物を知った上でプランを考えると後悔がなくなります。

靴や服はもちろんですが、自転車やベビーカーなどを玄関の外に置けない場合は、室内に置くスペースが必要になりますね。

2)お部屋の壁の構造の確認

マンションでも戸建てでも壁の構造によっては、イメージしていた場所に収納ができないことがあります。

マンションの場合、「壁構造」と言って壁が躯体(コンクリート)だと解体することができないことがあるのです。

また戸建てでは、「筋交い」と言う補強材が壁の柱と柱の間に入っており、解体できないこともあります。

マンションでも戸建てでも、構造上解体できない壁があることをまずは知ることが必要です。

必須アイテム!!WIC(ウォークインクローゼット)の種類

どんなお宅にも必須アイテムのWICには大きく4種類に分かれています。

WICに使えるスペースの広さにもよりますが、ご自身が使いやすいと思えるタイプはどれでしょうか。

寝室とリビングなど、それぞれ使い勝手が違いますので、場所に合わせてタイプを選択することもおすすめです。

どのタイプでもハンガーパイプだけでなく、可動棚を設置した方がWICを有効的使うことができます。

Ⅰ型

まずI型とは、クローゼットを開けて平行にハンガーラックや収納棚がある収納方法です。収納スペースが限られている場所はこのI型となります。ドアを開けて目の前に物が見えるので、出し入れする頻度の高いものはこちらのタイプが便利です。リビングにこのようなスペースがあると、とても物が片付きますのでおすすめです。

Ⅱ型

Ⅱ型とはドア開けて左右に収納があるクローゼットのタイプです。寝室のWICをこちらのタイプにすることで、ご夫婦それぞれの収納空間が仕切られるので、共有して使う場合は管理がしやすいです。Ⅰ型の場合はクローゼットの扉を1面に使うため、建具代が高くなってしまうのですが、こちらの場合開き戸にすることで、オーダーにする必要もないのでコストを下げたい方にはおすすめです。

L型

L型は、文字の通りL字にハンガーパイプや収納棚があるタイプです。全部の部屋は難しいかもしれませんが、スペースに余裕のある部屋にはL型の収納がおすすめです。I型やⅡ型の場合は、ハンガーパイプの下に引き出しタイプの収納を入れてしまうとなかなかスペースに余裕がなくなってしまうと思います。L型のWICはキャリーバックやゴルフバッグなど大きいものも収納できます。

コ型

コ型はドアの面以外の3面は全て収納できるスペースとなっているタイプで、収納力は一番高いタイプになります。コ型の場合は、スペースに余裕がありますので、3面全部ハンガーパイプを設置すると結構な服をかけることができますね。ご家族が多いご家庭や服が多いという方におすすめの収納方法は、ハンガーパイプの上の枕棚を設置せずに、ハンガーパイプを上下2段にする方法です。

収納力があがる収納方法

リノベーションするなら必須アイテムのWICと可動棚をどこに設置すべきなのかご紹介します。

リノベーションは間取り変更もしますが、メインは「収納」をどれだけ増やせるかがポイントです。

寝室や洋室だけでなく、水廻りや玄関などにには、どんな収納があれば便利なのかお伝えします。

お部屋のスペースに合わせてどんな収納方法をすべきなのか、是非参考にしてみて下さい。

1)シューズクローゼット、シューズインクローゼット 5~20万

こちらは玄関横のシューズボックスです。

I型のように天井から床まで靴を並べられるような収納棚があるだけでも、収納力は高まりますよね。

自転車やベビーカーを玄関内に入れたいというご家庭は、L型やコ型で作るスペースを確保して、シューズインクローゼットをつくってみてはいかがでしょうか。

また、ハンガーパイプのスペースがあると冬の厚手のコートや子供のアウターなど、わざわざ部屋に行かなくてもよくなり効率的です。

また、季節もののスノーボードの板やゴルフバッグなどの趣味グッズを置くスペースとしても、シューズインクローゼットは大変おすすめです。

2)マルチクローゼット5~15万

次に必要だと思うスペースにWICを設置する方法です。

掃除機や掃除グッズ、テッシュや洗剤などの予備グッズを収納する場所として、廊下にWICを設置するご家庭も増えています。

ご家庭によって収納の中身は違ってよいと思いますので、マンガや本が多いご家庭には、本専用のWICを設置することもおすすめです。

玄関先にシューズインクローゼットを作れなかったお住まいは、廊下にマルチクローゼットを作るパターンもあります。

パントリー 5~20万円

次にキッチン横の食材の収納庫であるパントリーです。

行き来が多き動線を考えると引き戸の方が使いやすいスペースになるのではないでしょうか。人数の多いご家庭や日本酒、ワイン、焼酎などお酒が好きなご家庭は、パントリーのスペースがあることで収納には困らないと思います。

特に料理好きな方は、パントリーがあるとよりキッチンに立つことが楽しくなりますね。

あまり収納スペースが取れない場合は、キッチン横などに幅20~30㎝くらいの可動棚を設置することをおすすめします。

リネン庫 3~5万円

最後に洗面所に造作で設置するリネン庫です。

洗面台についている収納部分だけでは、収納が当たりていないご家庭が多いように感じます。

洗面台を交換する場合、壁と洗面台の間のスペースに可動棚をつくると、とても使いやすく収納力がUPします!

また、ご家族の多いご家庭だと、タオルの収納場所が足りないお宅もあるのではないでしょうか。

洗面所が狭くて収納スペースが作れないという場合、例えば廊下を狭くする方法や、廊下にある収納スペースを解体して、洗面所を広くする方法もあります。ご家庭によって何を収納したいのか、優先順位を考えることが大事ですね。

その他あったら便利な収納場所

最後は、より生活を快適にするための収納方法です。

あるともっと便利になると思えるスペースがまだまだあります。

最後は見せる収納や専用のスペースのご紹介です。

DEN 10~15万円

あまり聞いたことのない言葉かもしれませんが書斎のようなスペースです。

最近のリノベーションのお宅にこちらを採用される方は増えています。1人掛けのカウンターテーブルをリビングに設置することが多いのです。

躯体と躯体のデットスペースを利用することもできます。奥様が家事スペースとして利用できたり、旦那様のお仕事場所になったり、お子さんのお絵かきや宿題をスペースとなったりマルチな使い方ができるのです。

ダイニングテーブルを使っているとご飯の準備ができないということもなくなり、お子さんの宿題も家事をしながら見ることができるので、人気のスペースとなっています。

電話台 5~10万円

お宅には電話を置くスペースがあると思います。電話と言えば、メモをしたり、カレンダーを置いたりとちょっとしたものを置くスペースがあったほうが便利ではないでしょうか。

リビングの邪魔にならない場所に電話台スペースを設置することによって、手紙等を収納できる場所を作ることができます。

天井までの収納があると邪魔ですが、目線よりも低い収納は特に圧迫感もないため、気になりません。

玄関カウンター 3~5万円

玄関には鍵や印鑑など、少し物を置けるスペースが必要です。

家に入った時にお花やインテリアを飾るスペースがあると、より玄関の雰囲気が明るくなります。

お宅によってシューズなどのスペースを優先的に作るのか、小物やインテリアを飾るスペースを作るのかリノベーションだからこそ選ぶことができるのです。

ニッチ 5~10万円

ニッチとは壁と壁の空間を使ったインテリア収納スペース。柱と柱で壁を作り、約10㎝程度の奥行を活用して小物を置くスペースとして活用できるのです。基本的に新しく作った壁にはニッチはどこでも作ることができます。例えば、玄関、トイレ、キッチン、寝室等ちょっと小物を置くスペースが欲しいという場所にはおすすめです。照明を工夫して作ることもできます。

まとめ

間取りを大きく変える場合は、お部屋のバランスを考えながら収納場所、収納の大きさを決めましょう。

収納はあって損はありません。

収納力のあるリノベーションをすることで、物が散乱することも減り、綺麗な状態を保ちやすくなります。是非参考にしてみてください。